善応寺(ぜんのうじ)は、東京都足立区にある浄土宗の寺院。
概要
1583年(天正11年)に開山した。1929年(昭和4年)に東京市浅草区浅草橋場町(現・東京都台東区橋場)にあった「正憶院」を吸収合併した。院号の「正憶院」は合併された寺に由来する。
正憶院
正憶院は、1622年(元和8年)に開山した寺で、吉原遊廓の創設者である庄司甚右衛門の開基である。遊女たちを葬る投げ込み寺であった。度々発生する地震や火災などの災害で現在の台東区内を転々とし、昭和時代に至って、ついに善応寺に合併された。腫物にご利益があるとされ、草餅を供えることになっていたことから、「くさもち寺」と呼ばれていた。
交通アクセス
- 亀有駅より徒歩8分(経路案内)。
脚注
参考文献
- 足立史談会 編『足立区史跡散歩 (東京史跡ガイド21)』学生社、1992年
関連項目



