古山駅(ふるさんえき)は、北海道(空知総合振興局)夕張郡由仁町古山にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。電報略号はフサ。事務管理コードは▲130332。
歴史
第二次世界大戦に伴う輸送量増大に伴い、三川駅 - 由仁駅間の中間地点に設けられた信号場を出自とする。
年表
- 1943年(昭和18年)9月25日:国有鉄道室蘭本線の古山信号場として設置。
- 1946年(昭和21年)4月1日:駅に昇格し、古山駅となる。一般駅。併せて待合室を増築。
- 1947年(昭和22年)12月1日:車扱貨物の取扱開始。
- 1972年(昭和47年)3月15日:貨物取扱い廃止。
- 1980年(昭和55年)5月15日:荷物取扱い廃止。同時に無人化。
- 1982年(昭和57年):駅舎改築。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
駅名の由来
地名より。当地を流れる由仁川支流、振寒川のアイヌ語名とされる「フㇽサㇺ(hur-sam)」(丘の・傍)に由来する。
駅構造
単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅。互いのホームは単式ホーム北側と島式ホーム中央部分を結んだ跨線橋で連絡している。跨線橋はコの字型である。線路東側の駅舎側単式ホームが上り1番線、対向側島式ホームが下り2番線となっている。そのほか安全側線を有する。かつては単式ホーム・島式ホーム複合型2面3線の配線であった(1983年(昭和58年)4月時点ではこの配線)。三川駅 - 当駅間の複線区間を単線に変更した影響か、本来の中線が下り本線となる奇妙な配線となっており(現在の2番線)、島式ホームの駅舎と反対側の線が上下共用の副本線の3番線となっていた。そのため当時は安全側線が合計4線存在した。3番線は1993年(平成5年度)3月までに撤去された。
のりば
追分駅管理の無人駅。駅舎は構内の東側(岩見沢方面に向かって右手側)に位置し単式ホーム北側に接している。有人駅時代の駅舎は改築され、安平駅、三川駅、栗丘駅と同型の駅舎となっている。駅舎内に待合所のほか管理事務室、トイレを有する。
なお、三川駅 - 当駅間の単線区間はかつては複線であったが、列車本数の減少に伴う合理化により1線が撤去されたものである。
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺
周辺は田園地帯である。
- 国道234号
- 札幌ゴルフ倶楽部由仁コース
- 伏見台公園
- ハイジ牧場
- 不動ノ滝
- 振寒川
- 北海道中央バス(岩見沢営業所)「古山駅前」停留所
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 室蘭本線
- 三川駅 - 古山駅 - 由仁駅
脚注
出典
JR北海道
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 古山|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company




