ソハーグ(アラビア語: سوهاج、アラビア語サイード方言: suːˈhaːdʒ)はエジプト中央部のナイル川西岸のソハーグ県の県都。ソハーグは1960年から県都で、それ以前はギルガが県都で県名もギルガ県だった。かつてはエスナ県(現在のケナ県)も含んだ。2012年の人口は約20.1万人。
歴史
ローマ帝国時代のミイラが見付かっている。
コプト正教会時代には白修道院の僧が住んでいた。
1960年、ギルガ県がソハーグ県に変わり、県都が移って来た事で、村はソハーグと改名された。
地理
ソハーグはナイル川の西岸の肥沃な土地に位置する。アフミームの南西6 kmに位置する。大きいが人の住まないカラマン・エズ・ザフル島と、小さいが数軒の家が有るエズ・ザフル島(花の島)もソハーグに含まれる。
経済
観光客は少ない。貿易や絨毯、家具、紡績、砂糖産業が行われている。行政と教育産業の規模が比較的大きい。
人口
宗教
イスラム教スンニ派が多数派である。少数だがコプト正教会信者も居る。
行政区画
ソハーグは東地区(حى شرق)と西地区(حي غرب)に分かれる。
気候
砂漠気候(BWh)に属する。
言語
アラビア語サイード方言の方言連続体が用いられる。都市住民はアラビア語エジプト方言を話す。
交通
ソハーグはギーザや北の都市と3本の主要道路(アシュート道、西部砂漠道、東部砂漠道)で結ばれている。
2010年2月、紅海に面するフルガダとの間に高速道路が開通した。これにより、上エジプトと紅海地方の交通が改善した。
同年5月、ソハーグ国際空港が開港した。
教育
公立のソハーグ大学は東地区に有り、4万人以上が学んでいる。南谷大学の分校として設置されたが、2006年に独立した。現在10の学部が有る。
スポーツ
- ソハーグFC:エジプト・プレミアリーグ所属。
- エル・ゴウナFC
著名人
- ナルメル(在位:紀元前3125年 - 紀元前3062年):エジプト第1王朝創始者。
- ムハンマド・タンターウィー(محمد سيد طنطاوى)(1928年 - 2010年):イスラム教スンナ派のイマーム。アル=アズハル大学総長。
- ナギーブ・サウィーリス(نجيب ساويرس)(1954年 - ):自由エジプト人党創設者。オラスコム・テレコム会長。
写真
脚注
関連項目
- 上エジプト
- サイード人
- サイード・アラビア語
外部リンク
- Sohag on Travel grove




