岐阜少年院(ぎふしょうねんいん)とは、岐阜県各務原市各務にかつて存在した初等・中等少年院である。1986年に廃止された。

跡地は各務原市が買収し、各務原スポーツ広場になっている。

概要

  • 所在地: 岐阜県各務原市各務5904
  • 庁舎面積: 29,830m2
  • 法務教官人数: 35人
  • 収容人数 : 32人

処遇指標

  • J級(少年)
  • T級(専門的治療処遇を必要とする者のうち、一般行刑施設に収容される者)
  • A級(初犯)
  • B級(再犯。ただし、暴力団関係者は初犯でもこちらに分類された)

沿革

  • 1943年(昭和18年) - 川崎造船所(現:川崎重工業)岐阜工場が、稲葉郡各務村地内の各務山南の畑地に、少年修練道場をつくる。通称:日輪舎。(1945年まで、朝鮮に帰還する在日朝鮮人の宿泊施設)
  • 1946年(昭和21年)8月 - 元岐阜警察署長で、当時岐阜合同無尽(岐阜銀行→現:十六銀行)会頭取締役だった河合甚助が、地域住民らと特殊隊を結成。川崎造船所岐阜工場少年修練道場を買収。各務原少年訓練所とする。
  • 1949年(昭和24年) 1月 - 少年院法により、法務府が各務原少年訓練所を買収。瀬戸少年院の分院として「各務農芸学院」設置
  • 1952年(昭和27年) 5月 - 岐阜少年院として独立。木造の岐阜少年院建屋が建設される。
  • 1955年(昭和30年) - このころから、日輪舎の取り壊しを開始。
  • 1985年(昭和60年)11月 - 法務省より、収容業務停止処分。主な理由は入院する少年数の減少や施設の老朽化。以降、1986年4月まで交通刑務所。
  • 1986年(昭和61年) 5月 - 全面廃止。

主な施設

参考文献

  • 「岐阜少年院史」(岐阜少年院 1985年) p4〜30
  • 「鵜沼町 百年史」(創文出版社 1988年11月) p238

脚注

関連項目

  • 日輪舎

少年院って言葉が、「特少(=特別少年院)帰り」とかいうDQNの箔付けになるから、改名するらしい おにぎりまとめ

少年の主張岐阜県大会

少年院での活動を続ける理由~「少年院での活動の話」後編~ YouTube

09.24 少年春季岐阜県大会1回戦⚾️ 不破クラブ(不破中野球部)

イベント情報 | 岐阜市青少年会館